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スリーパーダ(当日)について
 午前2時に起きて、出発。
巡礼者の姿は24時間絶えることがない。
闇夜のなか、山頂へむかう参道の明かりが空へのびている。
山頂までの行程は、ほぼすべて階段である。
数えていなかったから確かではないが、その辺にいたスリランカ人のお兄ちゃんは8000段と言っていた。
まあ、そのくらいあってもおかしくはないと思う。
登りは快調そのもの。
僕は登山が好きで、旅に出る前に八ヶ岳に登ってきた。
予定通り、日の出の前に山頂に到着。
持っている服すべて着てきたけど、とても寒い。
あいにくと少し雲があったけど、オレンジ色に輝く朝日を見た。
なんとなく手を合わせ、祈る。
山頂には、仏教寺がある。
神・宗教に関係のないはずの聖地ではあるが、スリランカでは圧倒的多数の仏教の権力はいかんともしがたいみたいだ。
宗教はなんだ、と聞かれたら仏教と答えている手前お参りに行く。
その辺の話はいろいろとややこしいので、また別の機会にでも。
山頂の岩にあるという足跡は見れなかった。
さて、帰ろうかなというときになってお経がスピーカーから流れはじめ、周囲の人はみんな座ってしまった。
そうなっては帰れないので、僕もおとなしく座って終わるのを待つ。
その間に体が冷え切ってしまい、発熱してしまった。
前日から少し体調が悪かったのだが、まさかこんなときに。
なので、帰りはフラフラでやっとこさ宿まで戻った。
参道の途中には無料の診断所がある。
なんでそんなものがあるのかなと思っていたが、帰りでわかった。
僕のように体調をくずす人もいるし、体力的・年齢的にきつい人もいる。
担がれて下山している人もいた。
そういえば、年配の人たちはそうとうおおかった。
もしかした、インドのガンガーのように死ぬ前にここに来る人もいるのかもしれない。
そうした行為は、祈ることや宗教が生活の程遠いところにある自分には理解しがたい。
しかし、それに対してはいいとも悪いとも思わない。
それが彼らの生活なのだから。
そんなことを、暗い部屋のなか、ズキズキする頭でぼんやりと考える。
それとフラフラの僕に、優しい気持ちをむけてくれた現地の人たちにはただ感謝あるのみ。
その日のうちに移動しようと思っていたが、1日ずっとベットの上ですごした。
| Sri Lanka | 01:18 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
スりーパーダ(前夜)について
 スリランカは仏教国、と名乗っている。
確かに圧倒的大多数は仏教徒だが、街を歩けばモスクも教会もある。
そしてスリーパーダと呼ばれる山がある。
ここは宗教に関係なく国中から巡礼者をあつめる聖なる山。
山頂の岩に足跡があり、仏教徒は仏侘の、ムスリムとクリスチャンはアダムが地上に下りてきたときのものだと信じている。
他にも土着の精霊信仰やら。
とにかく、全てのスリランカ人にとってこの山は巡礼地なのである。
なので、ふもとの街ナラタニヤはとても賑わっている。
ちなみに僕はここへ来たのは巡礼ではなく、ただの登山です。
せっかく登るなら頂上で朝日が見たい、出発は深夜にした。
バスを降りたときから少し風邪っぽかったので、食事をしてさっさと休むことに。
寝る前に、宿のオーナーと少し話をした。
彼は10数年前に病気で両目の光を失っている。
イギリスで生活していたことがあり、とてもきれいな英語を話す知的な雰囲気をもった人だった。
彼と話していたら、大きいおばあちゃんのことを思い出した。

父方の曾祖母のことを、僕らひ孫はそう呼んでいた。
僕が生まれたころはまだ見えていたらしいが、僕が知っているのは目の見えない大きいおばあちゃんだけ。
亡くなってからしばらくたつけど、僕は今でもこの人のことが大好きだ。
なので、旅に出る前と後のお墓参りはかかさない。
今でもよくおぼえているのは、90歳をすぎてからコーヒーとカキフライの味をおぼえ、「なんでこんな美味しいものを今まで食べなかったのかねえ」と言っていたこと。
長生きするのは、どうやら楽しいらしい。
それを聞いてから僕はずっと長生きしたいと思っている。
目標にしているわけではないけど、大きいおばあちゃんより長く生きてみたい。
小野澤モトさんは99歳まで生きた。

翌日に備え、薬を飲んで暖かくして眠る。
出発は2時にした。
6時までに山頂にたどり着かなくてはならない。
| Sri Lanka | 16:50 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
コロンボについて
インド最南端カニャクマリへ行く前に、ちょっと寄り道。
スリランカへ行くことにした。
最近、大統領が内戦の終結宣言をしたらしいが、僕の行った3月は目下内戦中。
おまけに政府軍と戦っているLTTE(タミル・イーラム解放の虎) の飛行機が首都コロンボに突っ込んだのは1月のことだ。
インドのトリヴァンドラムから飛行機で40分、コロンボまではあっという間。
安宿を見つけ、バックパックを下ろしたらさっそく街へ。
この国は内戦中だが、観光にはとても力を入れているみたい。
戦闘地域は島の北部だけなので、南部のビーチ目当てにたくさんの西洋人たちがやって来る。
日本からのツアー客も見かけた。
ヒルトングループなど、高級ホテルがたくさんコロンボの街にならんでいる。
そしてそういう所には観光客から小銭を巻き上げようとする連中がうようよいるのは、どこに行ってもお約束だ。
「君はラッキーだ。今あっちで象のパレードをやっているから見に行かないか?」
他にもいろいろあったけど、このパターンが一番おおかった。
ちなみにこれは地球の歩き方に、しっかりと載っている。
行かないと言うと、なぜだとむこうもねばってくる。
なぜ行かないか?
そんなの決まっている、お前が信じられないからだ。
街を歩いているとたくさんの兵士とセキュリティチェックを見かけた。
車やバイクを止めるならまだしも、市バスを止め乗客全員を下ろしてIDチェック。
これにはちょっと驚く。
けっこう大きな通りを歩いていたら、目の前に兵士と柵が見えてきた。
そのまま進もうとすると、ここは現在ハイセキュリティーエリアだから回り道をしてくれと言われた。
このハイなんたらは、かなりやっかいな代物だった。
場所はだいたい決まっているみたいだが、時間を変えて突然あらわれる。
一度、歩いていたら目の前で柵がガッーーとしかれたことがあった。
歩いていた通りがハイなんたらになったのだ。
こうなると解除されるまでどこにも行けない、ちょっとした軟禁状態。
こんな感じで一日いただけで、うんざりしてしまった。
ひとりの兵士とピーナッツを食べるということがあった。
街の警備にあたっている兵士たちはけっこう無邪気に話しかけてくる。
英語を話す人のおおいスリランカで、ほとんど話せなかった彼らは田舎から来たのだろうか?
年齢もとても若い。
夕方、海沿いの道を歩いていたら「your nationality?」とひとりの若い兵士に話しかけられた。
蒸し暑いのに、熱そうな軍服とブーツに自動小銃というかっこうの彼はポケットからピーナッツをだして、にっこりと笑った。
任務中にいいのかと思ったが、いっしょに食べることにした。
お互いの英語はひどいものだから、名前や年齢を教えるくらいのかんたんな会話をして、ピーナッツのお礼を言って彼とは別れた。
帰り道、とくに感受性の豊かではない僕が思ったのは、やっぱり自分は平和な国に生まれたんだなということ。
それと、どう考えても若い彼らには銃なんかよりかわいい女の子と恋しているほうがよっぽと似合っている。
殺し合いなんてやめてしまえばいいのに、そうもいかないみたい。
世の中、いろいろと複雑だ。

近況報告
たばこ、やめました。
今日で2日目。
正直、かなり吸いたいです。
| Sri Lanka | 12:14 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
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