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天使について
 ダッカでの滞在はほとんどが窓もない薄暗い部屋の中だった。
なぜかというと体調を崩してしまったから。
原因はカルカッタからダッカまでのハードな移動だ。
サダルストリートから近くの地下鉄パークストリート駅まで歩いて、そこから終点のダムダム駅まで。
そこで朝の田園都市線(もちろん半蔵門線直通)ばり満員電車で国境近くのバルガオン。
そこから国境までリクシャ、国境を越えてからまたリクシャでバススタンドへ。
そしてそこからバスに乗りジョソールに行き、そこで一泊。
翌日、バス会社の親父は5時間でダッカに着くと言っていたが、しっかり10時間かかって真夜中に到着。
もうそのときには体調がおかしかった。
次の日には熱・頭痛・咳、おまけに親知らずまで痛くなってくる最悪のコンディション。
こうなったらもう薬を飲んでゆっくりするしかない。
しかしタイで買った薬は熱専用で、咳や身体の痛みはよくならない。
むしろますますひどくなってきている気がした。
友人のリリー・クマベー女史からもらった妙薬パイロゲンは一つしかない。
ここで使うのはもったいなさすぎる、こいつはもっと命の危機のときだ。
こうなったら現地の薬を買いに行くか?
あぁ...買いに行くのが面倒くさい、誰か買ってきてくれないかなぁ。
たかが風邪じゃないか。
カレー食べて治らないなら、果物やヨーグルトも食べよう。
栄養とってゆっくりしていればそのうち治るさ。
....全然よくならなかった。
しだいに気分まで落ち込んできた。
歯痛が特にひどく、真剣に日本に戻って抜いてしまおうかと考え始めた。
ダッカという街(特に僕が宿をとった旧市街)は病気の療養という言葉からはかけ離れた場所。
空気は汚く、うるさい。
おまけにゴミだらけだ。
宿の近くにはゴミ集積所on the street!!
そんな場所に集めないでほしい、ねずみだらけじゃないか。
ますます気分が落ち込んできた。
しかしそんなゴミだらけの路上で僕は天使に会ったのだ。
スキンヘッドで眉毛も剃り落とした天使は、僕にバングラデシュのにんじんが美味しいことと日本の医師から処方されたという風邪薬と抗生物質を与えてくれた。
一晩で体調は一気によくなり、その後は市内観光ができるまで回復した。
以前も書いたけど天使と僕はベトナムのハノイで一度会っている。
しかしダッカで再会しようなんて約束はしていない。
もう僕には彼が天使にしか見えなかった。
旅を終えて日本に戻られた天使は、次回は彼女を2人で旅がしたいと話していた。
もしかしたらまた旅の空の下で会うことがあるかもしれない。
それとも次はまた別の天使が?
しかし、まあ、天使に会えるのはいいがもう風邪はこりごりである。

| Bangladesh | 21:21 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
にんじんについて
 バングラデシュ。
日本にいると国名すらなかなか聞くことのない国。
しかしそんなところだからこそ訪れたときに感じる衝撃はひとしおというもの。
それは世界最高と噂される首都ダッカの大気汚染であり、日本の半分くらいの国土に日本以上の人口が住む過密率であり、そしてもはや水には見えないくらい黒く濁ったガンガーの下流などである。
もちろんこれらにも驚かされたが、あれと比べてしまうとまったく心動かされないものになってしまう。
一体それは何か?
それはずばりバングラデシュのにんじんの美味さであった。
日本でも毎日のように食卓に並ぶあのにんじんだ。
ダッカの街にはにんじんを売る屋台がいたるところにある。
皮を剥いてあるやつは水でさっと流して、剥いていないやつはその場で剥いてくれる。
縦に4つ切れ込みを入れスパイスをかけてから、新聞紙で包んで渡してくれる。
値段は大き目が1本3タカ、小さ目が2タカだ。
1ドルが70タカくらいだったから、1ドルを100円とすれば1タカは1.4円。
とにかく安い。
そしてただのにんじんなのでどの屋台で買っても美味い。
その味は口に入れる前にまず甘い香りが鼻孔をくすぐり、とにかく甘い。
にんじんって実はフルーツなのでは?
と、思うくらいに。
あんまり美味いので毎日歩きながらガリガリ食べた。
生で、そして野菜自身の持つ旨みを味わうことができるのは、確かな形をした幸せの1つだ。
僕はそう思っている。
ダッカでベトナムのハノイで会った人とばったり再開した時に(そんなこともあるんです)、このにんじんのことを教えてもらった。
「バングラのにんじん、すごく美味いよ」、と。
ちなみにその後2人でダッカの屋台グルメを堪能した。
アロエの葉1枚の肉をまるごと入れたドリンクやら、トロッとした食感の中華風スープやら。
どれも美味しかったけど、あのにんじんを超えるものは終ぞ現れなかった。
何でただのにんじんがあんなに美味かったのだろうか?
正にバングラデシュの衝撃であった。

追記
にんじんにノックアウトされたのは今回が2度目。
最初は栃木県鹿沼市にあるカフェレストラン「アンリロ」のにんじんふらい。
遠くに住んでいる人もわざわざ足を運ぶ価値のある素晴らしいお店です。
ぜひ1度ご賞味あれ。
http://an-riz-leau.org/
| Bangladesh | 15:56 | comments(3) | trackbacks(0) | pookmark |
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