CALENDAR
S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
SPONSORED LINKS
ARCHIVES
CATEGORIES
MOBILE
qrcode
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - | pookmark |
国境越えについて
カンボジアのバッタンバンにいる時、僕は少し考え事をしていた。
これから隣国のタイに向かうのであるが、この街からだと外国人に解放されている国境が2つある。
ひとつは世界最高峰の悪路のポイペト国境、もうひとつがわりかし最近開いたというパイリン国境。
ガイドブックを持っていないので、パイリン国境はほとんど情報がなく未知だ。
知っていることといえば宝石の産地で、ポル・ポト終焉の地ということくらい。
ポイペト国境は3年前にタイ側から入ったことがある。
最初からほとんど決めていたのが、やはりここはパイリンに行くことに決めた。
ビザもお金もたっぷりある。
駄目だったら、引き返してくればいい。
と、いうわけで、持ち前の天邪鬼的な性格からか外国人がほとんど通らないというパイリン国境に行くとこにした。

バッタンバンからはバスで約4時間、所々で地雷撤去の痕跡を見つけることが出来る。
なぜか?
それは地雷を撤去しても、注意を促す看板を片付けていないから。
不謹慎ではあるがその看板がなかなか興味深かった。
文字だけではなく絵も書いてあり、さらに同じ絵を使った看板は一枚もなかったからだ。
しかし描いてある絵はとても楽しめるものではない。
子供や農作業をしている大人、家畜、などが吹き飛んでいる絵ばかりだからだ。
ポル・ポトが完全なる兵士と呼んだ地雷たち。
街中で見かけた足の無い人達。
自分にもうまく説明の出来ない感情が胸にたまっていくばかりだ。

パイリンは埃っぽくて何もないまさにしけた街という表現がぴったりの所だった。
ちなみにその日は僕の26回目の誕生日。
日本の自宅では本人不在の誕生パーティーが開かれ、主役は我が家の癒し系ピーターラビットの栄ちゃんだったらしい。
とりあえずヌードル食べて、街を歩くが、真剣に何もない。
ゲストハウスすら自分のいる所以外見当たらない。
ここは本当にツーリストが訪れないという雰囲気をひしひしと感じる。
仕方ないので、宿の近くの商店でアサヒスーパードライを見つけたので、それを部屋に戻って一人で飲んだ。
ちなみに350ml缶で2000リエル(約50円)である。
なんで日本より安いんだ?

翌朝、バイクタクシーに乗って国境まで行く。
重たいリュックを背負って40分間ひたすら悪路。
結局、悪路である。
3ドルという話で行ってもらったのだか、この道は本当にひどい。
着いたらチップでも上げようかなと思っていたのに、ガスがなくなったので5ドルくれとドライバーが最後に言ってきた。
メーターが壊れていることくらい確認済み。
何も言わなければ1ドルくらい払ったんだけどなあ。

さあて、国境越えである。
バンコクに着いたら美味いもの食べて...と、思考はすでに今晩のことへ。
出国スタンプを押しかけたところで係員が、「そういえばフライトチケット持ってる?」と聞いてきた。

僕「なぜそんなこと質問するのですか?そんなものが必要だなんて聞いたことないんですけど。」
係員「この国境では必要なんだよ。ほら、ここに書いてある。まあ、タイ側の決まりだからカンボジア川はノープログレムだけどね。」
僕「そうなんですか。で、そんなもの持ってないです。」
係員「それだとタイ側でスタンプを押してもらえないかもしれない。まあ、君は観光ビザ持ってるしあっちに行って聞いてくれば。」

それで出国スタンプなしで、タイ側に行って質問してみる。

僕「あの、フライトチケット持ってないんですけど入れます?」
係員「ビザがあるのでオーケーだ。」
僕「もしビザ持ってなかったらどうなったんでしょう?」
係員「入れなかったよ。」

ちなみにタイに入るとき日本人は一ヶ月間観光目的の滞在ならビザは必要ない。
年末年始をタイで過ごそうと思っていたので、たまたまプノンペンで僕は取得していたのである。
国境によってルールが違うこともあるのは知っていたけど、初めてそれを体験した。
まあ、しかし無事に入れたのでオーケーである。

何回も繰り返してきたけど入国スタンプを押してもらえるたびにホッとする。
| Cambodia | 23:00 | comments(5) | trackbacks(0) | pookmark |
いつもの味について。
カンボジアの首都プノンペンの朝のちょっとした出来事。
僕は宿泊しているキャピトルG.Hのレストランで、牛肉のたっぷり入ったお粥と薄くて不味いアイスコーヒーを食べていた。
途中で欧米人の中年男性が相席をしてもいいかと聞いてきた。
僕は笑顔でオーケーだと伝える。
男は顔つきや雰囲気からしてフランス人だと思われる。
席に着いた男はメニューも見ずに、パンと目玉焼きとコーヒーを注文した。
このG.Hには何日か泊まっているのだろうか?
簡単なメニューなので男の朝食はすぐに運ばれてくる。
パンはフランスパンだ。
男はパンの先端で目玉焼きの黄身を突いたかと思うと、白身の上でかき回し始める。
そしてそれをひとかじり。
今度は中身が出たので黄身をたっぷりとパンにしみ込ませて、男はそれをとても美味そうに食べた。
男はその作業を黄身とパンが無くなるまで続けた。
2つが無くなったのは同時だ。
白身だけになった目玉焼きに塩をふって食べ、甘そうなコーヒーを飲んで、満足そうに男は去っていった。

翌日の朝、僕は昨日の男が注文したものとまったく同じものを注文した。
確かに美味かった。
それは日本で慣れしたんだ朝食の味だった。
僕はいつもどんぶりご飯に納豆と卵をかけて食べていたが、休日はパンを食べていた。
いつもの休日の朝の味とまったく同じ味がしたように感じた。
しかし、フランスパンではなく食パン、目玉焼きは完熟、コーヒーはアメリカンを食べていたのだが、なぜだかそう感じたのだ。
あの男も僕と同じようにいつもの味を感じていたのだろうか?
だからあんなに満足そうだったのか?
とりあえず、僕はその日からプノンペンを去るまでずっと同じ朝食を食べ続けた。
| Cambodia | 22:38 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
| 1/1PAGES |